鍼灸適応症¦自律神経失調症
-滋賀県守山市・県立総合病院(旧:成人病センター)近くの鍼灸院です‐
ホーム
受診案内
はじめにお読みください
診療時間
休診日や診察時間です
料金表
治療方針
保険治療
アクセス
リンク
LINE予約
肩こり
腰痛
便秘
自律神経失調症
顔面神経麻痺
黄斑変性症
夜尿症
感冒
中風
クローン病(近日更新)
眼精疲労(近日更新)
膝痛(近日更新)
めまい(近日更新)
小児癲癇(近日更新)
ホーム
鍼灸適応症
自律神経失調症
自律神経失調症
自律神経失調症とは、確立した疾患概念や診断基準があるわけではありません。
自律神経系の不定愁訴(ふていしゅうそ)があっても、その症状が一般的な疾患概念にあてはまらない場合にこの病名をつけることが多いです。
自律神経とは血管、リンパ腺、内臓など自分の意思とは無関係に働く組織に分布する神経系のことであり、呼吸や代謝、消化、循環など自分の意思とは無関係で生命活動の維持やその調節を行い、絶えず活動している神経です。
自律神経には、血管を収縮させたり胃腸の働きを抑えるといった日中に働く交感神経と血管を弛緩させたり胃腸をリラックスさせるといった夜間に働く副交感神経があり、そのバランスが崩れることを自律神経失調症と呼びます。
病院で体調不良を訴えても内臓や器官の病変によるものではないので「異常なし」と診断されてしまいます。症状は、頭痛、耳の閉塞感、目の乾き、喉の違和感、動悸、息苦しさ、便秘、下痢、手・足のしびれ、多汗、残尿感、だるさ、倦怠感、食欲不振、イライラするとここでは書ききれないほど様々です。
自律神経失調症の原因(西洋医学的視点)
自律神経のバランスが崩れるのにはいろいろな原因が絡み合っていると言われています
①生活リズムの乱れ:夜更かし、夜間勤務、ライフスタイルによるもの
②ストレス:社会的ストレス、人間関係、環境の変化など
③女性ホルモンの影響:女性ホルモンのバランスが不安定になると、それにつられて自律神経も不安定になります。
④食べ物:お肉やバターの脂分は自律神経失調症になりやすく、お魚に含まれる油分は自律神経失調症になりにくいと最近の研究で明らかに。また栄養素の過不足も自律神経失調症を引き起こしやすいようです。
中医学的視点([ ]内は中医学用語)
自律神経失調症は上記に記述致しましたように臓器等の病変によるものではなく、病名がつけれないため自律神経失調症と言われております。そのため中医学的にも”自律神経失調症”としての分類は多種多様であるため、中医学ではその症状や四診で得られた情報を基に弁証を立て治療していきます。ここでは主な症状のみの治法、ツボを紹介致します。
肝鬱気滞(かんうつきたい)
・イライラして怒りっぽい
・喉に違和感がある(物が詰まった感じがある)
・胸脇や脇腹の張った感じ
・外に出たくない
・げっぷが出る
・食欲がない
・便秘
〈治法〉気の流れを整えます
〈ツボ〉太衝、天枢、期門、膻中、肝兪、合谷など
心腎不交(しんじんふこう)
・不眠
・不安感
・動悸
・めまい
・のどが渇く
・健忘
・足腰のだるさ、冷感
〈治法〉心と腎の巡りを良くし、陰虚を改善し火を除きます
〈ツボ〉神門、三陰交、腎兪、関元、百会など
心脾両虚(しんひりょうきょ)
・食欲不振
・多夢
・不眠
・下痢
・皮下出血
・生理不順
・物事を考えすぎる
〈治法〉心と脾を補い養います
〈ツボ〉足三里、絶骨、三陰交、神門、膈兪など