鍼灸適応症¦生理不順
-滋賀県守山市・県立総合病院(旧:成人病センター)近くの鍼灸院です‐
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生理不順
生理不順
肩こりとは、頭と首の付け根から背中にかけての痛みやこわばった感じや不快感のことです。
肩こりの原因は、日常生活における身体的・精神的疲労などが考えられます。
肩こりは確定的な診断方法がなく、また診断名でもありません。病気の随伴症状として出ることもあり、反対に肩こりが原因で頭痛やめまいや耳鳴りを伴うこともあります。
最近の研究では筋肉を包む筋膜に出来る皺(しわ)が原因となる場合もあると報告されています。
生理不順の原因(西洋医学的視点)
①姿勢:長時間同じ姿勢でいることにより筋肉が疲労する。また動かないため筋肉内の血流が低下する。
②眼精疲労
③ストレス:自律神経の乱れにより血流が低下する。
④体型:肥満や痩せすぎ、なで肩、かみ合わせなどで首や肩の筋肉に負担がかかりやすい。
⑤病気やケガ:頚椎症などの首の変形による慢性的な血流低下。
中医学的視点([ ]内は中医学用語)
身体が健康に正常に働いている状態とは、[気]や[血]が身体の隅々まで届いている状態のことです。ところが、何らかの原因で[気]や[血]がめぐらなくなると、栄養や潤いが届かず身体の各々の働きが悪くなります。肩こりは首や肩の筋肉に[気]や[血]が上手くめぐらなくなっている状態です。
【原因】
①ストレスや怒りなどによって内臓([肝]や[脾胃])の機能が低下
②内臓の機能低下の長期化により、身体に不必要な物質が生じ[気]や[血]の動きを阻害
③体内に侵入した[邪]が[気]や[血]の動きを阻害
④同一姿勢の持続や体に負担のある姿勢により[気]や[血]の動きを阻害
などがあり、一括りに肩こりと言っても原因は様々です。中医学的には大まかに次のように分けることができます。※以下の分類にないものもあります。原因を探り治療します。
肝陽上亢(かんようじょうこう)
・後頭部から背中までこり、頭痛となる時もある
・肩を揉まれると痛い
・頭がボォーっとする、またのぼせやすい
・ストレスでひどくなる
・イライラしたり少しのことで怒ってしまう
・めまいがある
・目が充血している
〈治法〉身体上部に昇った気を降ろします
〈ツボ〉太衝、中封、陽陵泉、外関、肝兪、百会など
気滞血瘀(きたいけつお)
・張った感じのこり
・揉んでもすぐにこってくる
・ため息がよく出る
・おならがよく出る、または出ると楽になる
・イライラしたり少しのことで怒ってしまう
・生理不順がある
・胸や脇の苦しさや痛み
〈治法〉気や血の巡りを良くします
〈ツボ〉太衝、気海、血海、内関、膈兪、膻中など
肝血虚(かんけっきょ)
・筋張っている感じ
・揉まれると気持ちいい
・目が疲れやすい
・疲れるとひどくなる
・唇や爪の色が淡い
・動悸がある
・こむら返りが起こりやすい
〈治法〉血を養い筋肉に血を巡らせます
〈ツボ〉絶骨、三陰交、血海、肝兪、膈兪など
寒飲(かんいん)
・後頭部から背中まで重だるい
・胸が苦しい
・むくみやすい
・口は乾くが飲みたくない
・冷えるとひどくなる
・めまいがある
・咳や嘔吐がある
〈治法〉津液の代謝を図ります
〈ツボ〉太白、三陰交、足三里、水分、中脘など
風寒(ふうかん)
・頭痛や関節痛を伴うこともある
・温めたり揉むと楽になる
・悪寒がする
・風、冷えを受けるとひどくなる
〈治法〉体表にある寒邪を追い出します
〈ツボ〉合谷、曲池、肺兪、大椎、風池など